【2023最新】クラウド型デジタルサイネージとは

サイネージについて サイネージ活用

一昔前は、映像広告といえばテレビCMがメインでしたが、インターネット技術の発展に伴い今では街のあらゆるところで映像をつかった広告や販促活動が行われいます。
以前は大きなポスターや看板だったところが、いつの間にかディスプレイのサイネージに変わっていて、動きのある映像や音声が流れることで、より注目を集めるメディアとして普及してきています。

IoT技術の発達により、従来では取得できなかったさまざまなデータを収集できるようになったことで、広告やマーケティングの分野ではネットワークで得られたデータを分析し、万人向けの広告ではなく時間帯や年齢層、視聴者の属性、季節、場所などに応じて打ち出すことを考慮するようになりました。
こうした自由度が高く訴求力の強い広告を表示するのにデジタルサイネージは最適なメディアの一つと言えます。

クラウド型デジタルサイネージは、デジタルサイネージを遠隔操作でどこからでも更新できるほか、操作性や管理性に優れ、運用コストの低減にも寄与できるシステムです。

デジタルサイネージとは

クラウド型デジタルサイネージのお話をする前に、そもそもデジタルサイネージとは何かということを簡単に紹介しましょう。

デジタルサイネージ(Digital Signage)とは、「デジタル = 電子」・「サイネージ = 看板」という意味で、そのまま電子看板と呼ばれることもあります。単純にサイネージと呼ぶ場合もあります。
液晶ディスプレイやLEDディスプレイなどを使って、さまざまな情報を共有する目的で映像を配信するものです。

設置される場所は、人通りの多い場所や量販店やスーパーの売り場、受付カウンター、病院などの待合室、電車の車内、お店の店頭、タクシーの後部座席などさまざまな場所に設置されています。表示される情報も売り場であれば販促用の映像、駅やで電車の車内であれば行き先や広告、待合室であれば受付番号や健康への注意喚起などさまざまです。

街中で目にしやすいデジタルサイネージは、広告や販促映像を流しているものが多いため、「デジタルサイネージ = 広告」と認識している人も多いと思います。

しかし、デジタルサイネージは広告利用だけではありません。店舗、オフィス、工場、建設現場ほか、多くの場所・幅広い分野で情報共有を円滑にするツールとして活用されいます。

デジタルサイネージの配信方法

デジタルサイネージの配信方法は大きく分けて3種類あります。それぞれ特徴があります。

クラウド型

クラウド型とは、ネット回線を使って、デジタルサイネージにコンテンツ(映像や画像やさまざま情報)を配信する方法です。
サイネージ端末がネットに繋がっていて、コンテンツの配信や端末の管理はパソコンからリモートで行うのが主流です。
手元のパソコンから全国あるいは全世界のデジタルサイネージに一度にコンテンツ配信することができます。クラウド型デジタルサイネージは複数のサイネージを管理する場合、とても効率が良いといえますし、単体運用でもサイネージを直接操作しなくても良いので利便性は高いです。

クラウド型デジタルサイネージについては後ほど詳しく紹介します。

スタンドアロン型

一番古くからあるデジタルサイネージです。
スタンドアロン型は、サイネージ端末はネットワークに接続されておらず、コンテンツの入れ替えや映像出力をサイネージ単体で完結しているものです。

映像を表示するには、USBメモリやSDカードなどにコンテンツを入れて、人の手で1台ずつ設定する必要があります。
設置が簡単だったり、通信費がかからないなどのメリットもありますが、更新のたびに1台ずつ直接操作する必要があるので、設置場所への移動や作業の手間がかかります。複数のサイネージを管理する場合はそれだけコスト増の要因となるでしょう。
また、コンテンツをUSBメモリなどに台数分コピーする手間や、USBメモリ自体の管理なども、ちょっとしたことですが、結構なストレスと感じることも多いようです。

オンプレミス型

組織や敷地内の構内LAN(イントラネット)や無線LANを通して、自社内のデジタルサイネージへコンテンツを配信するものです。
イントラネット内にサイネージ用の専用サーバを設置して、配信システムのインストールや設定、メンテナンスなどを自社で行う必要があります。

ちなみに、オンプレミス(オンプレ)とは構内ネットワークにサーバを設置してシステム運用していくことを言います。
クラウドが登場する前までは、自社ネットワーク内にサーバを置く以外の選択肢がなかったので、オンプレという言葉も使われませんでした。
クラウドサーバの登場により、従来の構内にサーバを置く仕組みを区別する言葉が必要となり、オンプレという言葉が使われるようになりました。

自社管理なので、システムのカスタマイズが可能で、外部のインターネットと接続していないので安全性が高くなります。
その反面、自社でサーバを用意しなければならいので導入コストが高くなるほか、トラブル時の対応も自社で行う必要があり技術的なハードルがかなり高くなります。

通信費はかかりませんが、サーバの設置スペースや電気代、維持管理費、空調費などの費用も考慮する必要があります。

注目されるクラウド型デジタルサイネージ

クラウド型デジタルサイネージは、前項で述べたとおり、ネット回線を使って映像を管理・配信したり、端末を管理することができるデジタルサイネージです。

操作のほとんどは、お手持ちのパソコンから行うことができ、デジタルサイネージがネットに接続されていればいつでも更新できる点が最大の強みです。
コンテンツデータはネット上のクラウドサーバから配信されるので、サイネージ端末を直接操作することはほとんどありません。

従来型(スタンドアロン型)のサイネージのは、表示内容を更新する場合、サイネージ端末に直接USBメモリやSDカードなどを刺して操作しなければならず、サイネージが複数台ある場合や、全国各地に店舗がある場合などは、コンテンツの入れ替えだけでかなりの負担になっていました。
サイネージが1ヶ所に集まっていたり、小数台しかない場合は、それほど負担ではないかもしれませんが、数十台・数百台となるとその手間はかなりのものです。

クラウド型であれば、デジタルサイネージがどこに設置されていても、何台あっても、手元のパソコン1台から一括で瞬時に更新できます。思い立った時にすぐに更新できるのでとても便利ですし、機械ロスを最小限にすることができます。
弊社で扱っているLookr GOもクラウド型のデジタルサイネージで、配信のしやすや管理のしやすさ、料金の安さで大変好評をいただいております。

オンプレミス型と比べても、サイネージ用サーバを自社で用意したり管理したりする必要がないので、専門知識や技術を持っている人が社内にいなくても、高機能なデジタルサイネージの運用が可能です。
自社サーバのメリットは、安全性やカスタマイズ性にありますが、サーバ機器を自社で管理・メンテナンスしていかなければならず、思った以上にコストや手間がかかります。

とはいえ、セキュリティ要件やさまざまな事情から外部ネットワークに接続できない場合もあると思います。
Lookrシリーズにはオンプレミス対応製品も用意しているますので、ネットに繋げない場合でも一度ご相談ください。

まとめると、クラウド型デジタルサイネージは「ネット回線を使ってコンテンツの管理・配信を1台でも複数でも全世界に端末があっても即時行えるタイプのデジタルサイネージ」となります。

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クラウド型デジタルサイネージ導入のメリット

前項でもクラウド型デジタルサイネージのメリットを少し紹介しましたが、もうちょっと掘り下げてみたいと思います。

メリット1:タイムリーなコンテンツ配信

クラウド型デジタルサイネージは、ネットを通じてコンテンツ配信をするシステムです。そのため、リモート操作で配信したいコンテンツを配信したいタイミングで思い通りに変更可能です。複数端末・複数の設置場所であっても、パソコン1台で一斉に更新することができます。もちろん端末ごとに個別に配信することも可能です。

時間帯や年齢層や属性や場所にあった映像コンテンツを配信することで、大きな効果を期待できます。

一日中、同じコンテンツを繰り返して流すのではなく、朝の通勤通学時、お昼時、午後、帰宅ラッシュ時間など、時間帯よって配信するコンテンツを変えたり、平日と休日で変えたり、イベント用のコンテンツを配信したりというようなことが、クラウド型のサイネージであれば簡単に行うことができます。

メリット2:コスト削減

クラウド型デジタルサイネージは、ネットに接続しているパソコン1台あれば管理ができます。
コンテンツ更新のため、現地に人員を派遣したり、現地スタッフに作業させたりという手間がないので、人的コストを削減することができます。

また、コンテンツ更新のためにUSBメモリやSDカードなどの物理メディアを用意したり、それらにコンテンツをコピーしたりという手間もなくなる他、物理メディアの管理や紛失・故障などのリスクも回避できます。

管理に使うパソコンも普段使っているものをお使いいただけますから、専用PCを購入する必要もありません。

ポスターなどのペーパーメディアと比べても、更新のたびに発生する印刷費や郵送費、貼り替えのためのコスト、使用後の廃棄費用などが不要となるので、経費節減・神資源の節約になります。

違う側面から見れば、デジタルサイネージの映像は、店頭に配置しているセースルスタッフの代わりとも言えるので、そういう意味でもコスト削減の一助になると言えるかもしれません。

メリット3:一括管理・簡単操作

クラウド型デジタルサイネージは、ネットにつながっているサイネージ端末を、管理画面から全て管理することができます。
サイネージ端末の台数が増えるほど、クラウド型の方が1台あたりの管理コストが低くなり、利便性を実感していただけると思います。

サイネージの追加も簡単にできます。
単体運用の場合でも、今後サイネージの台数を増やしたり、店舗数を拡大することをお考えであれば、クラウド型サイネージの導入がオススメです。

Lookr Goはの管理画面は、操作性に優れた画面構成で、パソコンが使える人であればどなたでも簡単に操作できるようになっています。
専属の担当者を置く必要がなく、少しの慣れだけで高機能なデジタルサイネージを運用できる設計です。

 

導入をお考えなら次世代クラウド型デジタルサイネージ「Lookr GO」を

クラウド型デジタルサイネージと言っても、多数の企業からさまざまな製品が出ています。
その中でも、弊社取り扱いの「Lookr GO」をオススメする理由をご紹介します。

おすすめ理由1:世界各地で導入されている実績

Lookrシリーズは、全世界で、稼動端末数:110,000台以上、利用店舗数:30,000店以上、ショップブランド:500以上の導入実績あります。
日本国内でも、大型商業施設や工場内のサイネージ、幼稚園、セレモニーホールなど、さまざまな分野で導入が拡大中です。

おすすめ理由2:小規模から最規模運用まで対応

Lookrは台湾企業のKABOB社(ケバブ)が開発ており、開発会社の地元では大手ハンバーガーチェーンや世界的な北欧家具ブランドなどで数百台規模で運用されいます。
それだけ信頼性の高いシステムといえます。

おすすめ理由3:高性能でも低価格

Lookrは基本ライセンスだけで、デジタルサイネージ必要な機能のほとんどを使うことができます。
コンテンツもフルHD対応で、美しい映像を配信可能。
追加機能が必要であれば、オプション購入対応できますが、ほとんどの場合基本ライセンス機能で賄える設計となっています。

おすすめ理由4:サイネージのリプレイス用途でも

すでに、デジタルサイネージを導入済みでも、システムを「Lookr GO」に入れ替えるだけで、既存のディスプレイなどを活かしたままリプレイスができ、運用コストを低減することが可能です。
洗練されたユーザーインターフェース(UI)で操作性も向上し、サイネージの有効性を最大限発揮できるようになります。

操作性に不便を感じていたり、システムの入れ替えをお考えであれば、Lookr GOをご検討ください。

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Lookr GOの機能紹介

inSparkでは、クラウド型デジタルサイネージ「Lookr GO」の導入から運用までサポートしております。

導入時の設置場所や環境(屋内・屋外など)に合わせた適切な機器のご提案や導入後のコンテンツ制作・配信管理代行などの運用サポートなど、利用者に寄り添ったサービスを展開しています。

また、動画コンテンツの制作代行だけでなく、自社内で内製化し、より早くよりタイムリーに配信できる体制を構築するお手伝いもしております。

デジタルサイネージとしてのLookr Goの主な機能をご紹介します。

表示コンテンツ編集

管理画面から、表示させたい画像や動画をアップロードして、表示させたい場所に設定するだけですぐに配信されます。
難しい操作はありません。

静止画像、動画のほか、WEBコンテンツやWEBアプリも配信可能

全画面表示・分割表示

ディスプレイ全面にコンテンツを表示すだけでなく、分割して複数のコンテンツを表示させることもできます。

縦横どちらの表示にも対応しています。

メインに主要コンテンツを表示、小さいスペースにお天気情報や他のコンテンツを表示するというような使い方が可能です。

画面設定も。管理画面からのシンプル操作で、すぐに変更可能です。

 

さまざまなコンテンツに対応

一般的な動画(.mp4)や静止画(.jpg .png)やPDFファイルに対応

ブラウザ機能を搭載しているのでホームページやWEBアプリなどHTMLで記述されたコンテンツを表示可能です。
HTMLで記述した独自コンテンツを表示させることもできます。

また画面にテキストを表示したり、RSSで配信されているニュースなどの情報を表示させることも可能です。

 

配信スケジュール

開店時間に自動で配信開始、営業終了時間に配信終了というように、スケジュールで自動コントロールできます。手動でオンオフする必要はありません。

また、設定した曜日や時間に別のコンテンツを自動配信することも可能です。

すべて管理画面から設定可能で、サイネージ端末を直接操作する必要はありません。

端末一括管理

複数のサイネージを管理画面から一括管理できます。
端末が増えても安心です。

端末ごとに設定ができるほか、複数の端末をグループ化してグループごとの管理も可能です。

※ コンテンツ制作、配信代行などのサービスは別途費用がかかります。

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クラウド型サイネージ配信手順

クラウド型デジタルサイネージについて紹介してきましたが、実際にどのように配信するのかイメージがつかない方もいると思います。
従来型の広告であるポスターなどは、上がってきた印刷物をそのまま掲示すれば済みましたが、デジタルサイネージについてはわからない想像もつかないということもあ流でしょう。

ここではクラウド型デジタルサイネージの配信の流れを見ていきます。

1.何のためにデジタルサイネージを導入するのか

まず最初に、何のためにデジタルサイネージを導入するのか明確にしましょう。
経費削減を目的とするならポスターの代替、印刷費の削減、郵送費の削減、紙資源利用削減、複数箇所への告知の手間を省くなどといったことが考えられるでしょう。

どのようなことをデジタルサイネージで解決したいかを最初に考えておくと導入がスムーズです。

inSparkにお気軽にご相談ください。

2.コンテンツの内容

次にデジタルサイネージで配信するコンテンツについて考えます。

  • どのよう内容にするか
  • 自社で作成するか、外部の制作会社を使うか

目的が明確になっていれば、コンテンツの内容は決めやすいと思います。
自社で制作できれば費用は安くできると思いますが、制作スキルがない場合やクオリティを確保したい場合は外部の制作会社に発注することも選択肢に入れるのも良いです。

外注の場合、コンテンツの内容や長さによって費用や納期が変わります。

inSparkでは、コンテンツの制作代行も承っております。
また「現在社内で制作しているがクオリティを上げたい」「将来的に社内制作に切り替えたい」という企業様向けに内製化コンサルティングも行っております。

3.配信作業

コンテンツができあがったら、いよいよ配信です。
普段使っているパソコンからLookr GOの管理画面にログインして、制作した映像コンテンツをアップロード。
アップロードが完了したら、表示したい場所にドラッグして保存。そして端末に配信するだけです。

時間設定をしなければ、すぐにデジタルサイネージ側で受信が始まり、表示されるようになります。
スケジュールを設定すれば、設定した時間になると自動でコンテンツが表示されます。

クラウド型デジタルサイネージでは1つデータを作成すれば、ネットを通じて複数サイネージ端末に同じコンテンツの配信が可能です。
配信した後は効果測定や検証、そして改善を行うと良いでしょう。

コンテンツは何個でも設定できるので、複数のコンテンツを順番に再生させることができます。追加や削除も管理画面から瞬時に行えます。

以上が、大まかな流れです。
配信後の効果測定や検証、コンテンツの見直しや配信時間の変更などの改善策の実施も素早く行えるのもクラウド型デジタルサイネージの特徴です。

まとめ

いかがでしたか?
今回はクラウド型デジタルサイネージについてお話しいたしました。

クラウド型デジタルサイネージはネット上のクラウドシステムで管理をしている点で従来のオフライン(スタンドアローン)型とは大きく異なります。
クラウド上で管理をしているため、随時コンテンツが変更できること、配信するコンテンツを一括管理のできることがクラウド型デジタルサイネージの大きな強みです。

Lookr GOは全世界で導入されているサービスで、大規模な運用にも耐えられるシステムです。

「デジタルサイネージを始めたい」と思い立ったらinSparkにご相談ください。

お問い合わせは無料ですので、お気軽にご連絡ください。

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