デジタルサイネージは、テレビなどの家電のように価格と性能だけで導入を決められるものではありません。
設置場所やコンテンツの配信方法、どのようなコンテンツを表示させるのかでも選び方が変わります。
デジタルサイネージを選ぶポイントについて、簡単に説明します。
手順としては、
- 目的を明確にする
- どこに設置するのか(屋内・屋外)
- 設置方法を決める
- 製品のタイプ、配信方法
- コンテンツを考える
という手順を踏むと分かりやすいです。
目的を明確にする
目的が明確になっていないと、機材選びや設置場所で失敗してしまうことが多くなります。
利用する人(サイネージを見る人と操作する人)の状況を具体的に考えながら目的を整理し明確にすることが大切です。
どこに設置するか(屋内・屋外)
どこに設置するかで機材に求められる耐久性や性能が大きく異なってきます。
特に、屋内と屋外では、防水性や気候耐性や必要な画面の明るさなど大きく異なり、性能差は導入時の金額差となります。
風雨だけでなく、直射日光(紫外線や熱)や潮風は劣化を早めるので機材選びの重要な指標となります。
屋内でも店舗やオフィス内で使うのと、人通りの多い通路などに設置するのでは求められる機材の性能が違ってきます。
適正な性能のサイネージを決めるには、現地で確認することがおすすめです。
設置方法を決める
デジタルサイネージの設置方法もいろいろあります。
壁掛け、壁面に埋め込み、床にスタンドで設置、天井から吊す、受付カウンターなどに据置など、いろいろな設置方法があります。
また、場所によっては電源が確保できなかったり工事が発生したりする場合もあります。
どのような設置方法が最適なのか、これも現地で確認しながら決めるのがいいと思います。
新規店舗、リノベーションなどであれば、デザイン会社や施工業者に相談していただければ、予定外の工事などは発生しないで、円滑に導入できると思います。
製品タイプ・配信方法
サイネージに必要な性能がわかってきた段階で、製品タイプや配信方法を決めていきます。
ディスプレイの向き(縦型か横型か)、ディスプレイの大きさや輝度、防水性、それに合わせたディスプレイ台や取付金具など必要なスペックをもとに最適なものを選びます。
タッチパネルやカメラ連動など機能が必要であれば、それも考慮する必要があります。
配信方法は、ネットワーク型とスタンドアロン型がありますが、リモートで操作・管理できるネットワーク型のサイネージの方がおすすめです。
ネットワーク型であれば、既設のLANや無線LAN(Wi-Fi)が使用できるかも確認する必要があります。
既設のネットワークが使えないまたはネットワーク自体がない場合は、新たにネットワークを構築する必要があります。(工事が必要な場合もあります)
コンテンツを考える
最後に実際に映し出すコンテンツについて考えます。
コンテンツの形式は、動画か静止画か。使えるファイルの種類(拡張子)は何か。
社内で作るのか、外部委託するのか。
画面構成はどうするのか。
などなど。
inSparkでは、コンテンツの企画制作、監修、コンサルティングなども承っておりますので、お気軽にご相談いただければと思います。
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